【JC】馬場状態から浮上するのはこの馬だ
「ジャパンC・G1」(26日、東京)
今秋は雨中での競馬が多かったため、馬場の内側は見た目にもかなり荒れている。ただ先週は上がりの速い競馬も多々あり、3F32秒台をマークした馬もいたほどだ。土曜も時計がかかっているイメージはなく、同じ芝2400メートルの東京7R(3歳上500万下)はタイトな流れとなった影響もあり、2分25秒0の好時計が記録された。
今年は(4)キタサンブラックが内から主導権を握る形。他馬も多少はプレッシャーをかけるだろうが、激流になることはまず考えられない。絶妙なラップを刻むのが得意な武豊。しっかりと力が出し切れる平均ペースをつくってくるだろう。展開の紛れが少なく、各馬の底力が試される一戦だ。
手堅くいくなら実績最上位の(4)キタサンブラックだが、好配当を望むなら地力を秘めている(8)ソウルスターリングが面白い。オークスは2分24秒1と非常に優秀な数字。パフォーマンスとしてはケチのつけようがなく、今回の斤量53キロも魅力的に映る。叩き3戦目で出来はピーク。ここで反撃に出る。