日曜中山“この馬は消さないで”
【中山11R・スワーヴリチャード】
皐月賞は手前が変わらず6着。右回り不安説の根拠になっているが、レース自体はマイラー向きの流れで、5着のレイデオロとは首差だった。ダービー後はじっくりと成長を促したことで、右回りの調教ではスムーズに動くようになっていて重箱の隅をつつく程度の不安でしかない。
スケールではキタサンブラックを上回るものがあり、2キロの斤量差も有利。問題は内枠有利と前が残る中山の芝状態。M・デムーロの手腕で外枠から1周目の4角までに中団を確保できれば、レース後の武豊に「空気の読めないイタリア人」と再び言わしめることができるはずだ。