【有馬記念】馬場状態から浮上するのはこの馬だ
「有馬記念・G1」(24日、中山)
天候に恵まれた今開催の中山は、芝・ダートとも23日まで全レースが良馬場。芝は見た目に内側が荒れているとはいえ、路盤がそこまで傷んでいないのだろう。前残りのレースも目立っている。有馬記念と同じ距離で行われた土曜11R・グレイトフルS(3歳上1600万下)は、2分34秒1。好位で脚をためた馬のワンツーで決まっている。
今年はどう考えてもハイペースになりそうもない顔触れ。スロー~平均ペースで流れそうだ。今の馬場傾向を踏まえると、やはり前が有利だろう。内が止まる馬場ではないだけに、できれば道中はロスなく内寄りを進みたい。外枠勢は大幅に割り引くのが正解だ。
以上の観点から、絶好の狙い目となりそうなのがヤマカツエース。この枠なら内でジッと脚をためられる。去年の有馬記念は4着。距離に不安があったのか、序盤は折り合い重視で運び、直線で猛追しての4着だ。今年はもっと自信を持って、序盤から位置を取りにいくだろう。人気のキタサンブラックをマークしながら、直線で出し抜け。これが池添の描くVシナリオに違いない。