【ホープフルS】フラットレー抜群デモ ルメールG1V締めでリーディング祝いだ

 「ホープフルS・G1」(28日、中山)

 有馬記念はキタサンブラックの逃げ切りで幕を閉じたが、今年は28日がラスト開催。G1に格上げされた2歳戦が行われる。昨年は、その後ダービー馬となったレイデオロが勝利。連覇を狙う藤沢和厩舎は、鞍上にルメールを配してフラットレーを送り出す。

 藤沢和厩舎の連覇に向けて期待が広がる動きを披露した。巻き返しを期すフラットレーの最終リハは美浦Wで3頭併せ。キングオブアームズ(4歳500万下)が先行してキングドラゴン(4歳500万下)が追走。その2馬身ほど後ろでフラットレーはピタリと折り合って直線へ。

 最内から脚を伸ばすのがいつものパターンだが、この日はひと呼吸待って外へ。一瞬前との差は広がるも来春に期待を寄せる期待馬はものが違う。じわりじわりと前との差を詰め、残り1F付近から急加速して、最後はほぼ馬体を並べてフィニッシュ。タイムは4F54秒2-39秒7-12秒9。

 2カ月ぶりの実戦だった前走のアイビーS(5着)では期待を裏切ったが「この前は休み明けで馬場も悪かった」と藤沢和師。抜群のデモンストレーションを目の当たりにして「前走とは全然違う。順調に来ているし、明らかに上積みはある」と胸を張った。

 昨年は同厩舎のレイデオロがV。ダービー制覇で同世代の頂点に立った。「連覇は意識しているよ。この馬は操縦性がいい馬でクラシックを意識している」と、寄せる期待は大きい。

 鞍上のルメールは今年199勝を挙げ、外国人騎手として初の全国リーディングが確定。同厩舎とのコンビでは34勝を挙げており「今年はルメールにいい思いをさせてもらった」と、名伯楽の信頼は絶大。最強コンビが今年最後のG1でも大暴れして、一年を締める。

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