【シンザン記念】戸崎圭 3日連続重賞V 末脚一気!アーモンドアイ導いた

 道中後方からまとめて差し切るアーモンドアイ(中央)
2枚

 「シンザン記念・G3」(8日、京都)

 1番人気のアーモンドアイが強烈な末脚で重賞初Vを飾った。騎乗した戸崎圭、国枝師はかつての名牝の名前を出して絶賛した。なお、戸崎圭、馬主の(有)シルクレーシングは、ともに史上初となる6日から3日連続での重賞制覇となった。2着には7番人気のツヅミモン、3着はカシアスだった。

 朝から冷たい雨が降り続く京都で、スター候補が、また1頭誕生した。1番人気に支持された牝馬のアーモンドアイ。12年の牝馬3冠馬、女傑ジェンティルドンナを連想させる豪快な末脚を繰り出し、馬群をのみ込んだ。

 「ジェンティルドンナに匹敵するほどのすごい末脚だった。調教の動きからいいものを持っているのは分かっていたが、こんな(稍重)馬場でもこなしてくれた」と戸崎圭は目を丸くする。自身は6日から3日連続での重賞制覇となり、こちらは史上初の快挙。

 スタートは最悪だった。出遅れて後方2、3番手からの競馬を余儀なくされた。「ちょうど頭を下げた時に切られてしまって…。それでも馬はリラックスして追走できた。自信を持って乗った」。直線で外に持ち出すと1頭だけ次元の違う末脚で、粘るツヅミモン、カシアスをあっという間に抜き去っていた。

 国枝師は「普段の調教の動きから(他馬とは)違うからね。それがうまく出せて良かった」と満面の笑み。当然、春のクラシック戦線を意識しており「どこかトライアルを使うか。そのままでもいいかな」と、桜花賞ぶっつけ挑戦も視野に入れているという。

 自身が手がけた10年の牝馬3冠馬アパパネを引き合いに出し、「タイプは違うけど、アパパネは力を感じたが、この馬は切れるという感じ。長いところも大丈夫だし、とにかくすごい能力を感じさせてくれる馬だよ」と頼もしい愛馬を優しく見つめていた。

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