【ボート】中田竜太、前節バトルトーナメントでV 2年連続GPへ飛躍誓う

 「トーキョー・ベイ・カップ・G1」(18日開幕、平和島)

 中田竜太が昨年に最も躍進を遂げた選手と言えるだろう。4月まるがめ周年でG1初制覇。9月にはヤングダービーを制して、念願のグランプリに初出場を果たした。「自分のキャリアでは一番いい年」と振り返ったが、超一流となるための課題を突きつけられた一年でもあった。

 ベスト18に残り、最高峰を目指すグランプリの舞台で気付いたことがある。心・技・体の全部がそろわないと勝てないことだ。それは調整面においても言える。「自分の調整ができていない。抜け出すことができなかった」と語る。近況はエンジン出しがうまくいっておらず、今年最初の戸田では低調機に手こずり、予選落ちの屈辱を味わった。

 「グランプリにもう1回行く」と今年の抱負を力強く語る。前節の福岡バトルトーナメントを制して、早速リズムの修正ができた。平和島では15年10月のタイトル戦で優勝実績もあり、相性自体は悪くない。壁を打ち破る、強い信念を持って2018年最初のG1開催に挑む。

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