【デイリー杯クイーンC】マウレア“必勝態勢” 出世レース制して本番へ!
「デイリー杯クイーンC・G3」(12日、東京)
16年Vメジャーエンブレム、17年2着アエロリットと、2年連続で好走馬がG1ホースに上り詰めた。ますます注目度を増す“出世レース”で今年、主役を務めるのは、13年桜花賞馬アユサンの全妹マウレアだ。
阪神JFでは直線入り口で狭くなるシーンがありながら、脚を伸ばして3着に奮闘。戸崎圭は「スタートして二の脚がつかなかったし、どこか気の抜けたような感じでした。それであれだけ走るのですから。なかなかですよ」と振り返り、素直に素質を評価する。
中間は放牧を挟んで1月5日に帰厩。この一戦を目標に乗り込まれている。1月31日の1週前追いは美浦Wで5F68秒6-39秒5-13秒2。攻め駆けする僚馬に持ったまま並びかけた走りに、手塚師は「いい動きだった。牧場から早めに戻してゆっくりやってきたけど仕上がりはいいよ」と胸を張った。
デビューから3戦2勝、3着1回。牝馬離れした勝負根性を武器に快走を続けてきた。ただ春のクラシックに参戦するには、どこかで賞金加算が必須になる。「ここを叩いて、(次へ)というわけにはいかない。結果を出さないといけない」と指揮官は言い切った。桜花賞出走を確実のものにするために、始動戦から“必勝態勢”で臨む。