「全日本選抜競輪・Ｇ１」（９日、四日市）

　開場６６年で初めてＧ１を開催している四日市競輪で９日、ガールズケイリンの小林莉子（２４）＝１０２期・Ｌ１＝と、オートレーサーの藤本梨恵（３４）＝伊勢崎・３２期＝が来場。３、７Ｒでガールズレーサートークショーを行い、多くの競輪ファンがステージに詰めかけた。

　２人は初対面でなく「イベントで何度かご一緒しました」（小林）と旧知の仲。トークショーでは宿舎での過ごし方や、ファンからの質問に答えていた。

　トークショーの合間にデイリースポーツの取材に応じた２人。小林は「四日市は風が強いイメージがありますね。ガールズケイリンなら大柄な選手は不得手でないでしょうね」とＧ１の舞台となっているバンクを分析。元プロボクサーでオートレーサーに転身した藤本は「以前、平塚競輪に行って車券を購入したことがあります」と明かした。

　今年の目標を尋ねると、小林は「（ガールズ）グランプリに今年こそ出たいです。（１月下旬の）奈良で落車して、骨折はしてませんけど、お尻がまだ少し痛い…。それでも、頑張るしかありませんから」と３年ぶり２回目のＧＰ出場を掲げ、藤本は「（昨年８月に伊勢崎で初）優勝してハンデが重くなりましたが、この位置からでも優勝したいですね」と、２回目の優勝へ向け全力を尽くすことを誓った。