【ボート】白神優が水神祭 G1戦11走目にして待望の初勝利
「第61回中国地区選手権競走・G1」(17日、児島)
デビュー5年11カ月の白神優(27)=岡山・110期・A1=が17日、ボートレース児島の中国地区選2日目2Rで1周2Mを差し返してうれしいG1初勝利を挙げた。9R終了後には、選手仲間から水面に放り込まれる「水神祭」の手荒い祝福を受けた。
1号艇でレースに臨んだ白神は1周1M、3コースから村松修二にまくり差されたものの、同2Mで差し返して逆転の1着。激戦をくぐり抜けて、レース後はホッとひと息をついた。
「きょうは『何としても』という気持ちで行った。余裕がなくて、追い風の1Mに対処できてなかったけど、2Mはいいターンができたと思う。2周1Mを回っても(2番手を走る村松が)近くて、3周目からやっと差が広がって、勝てたかなと思った」
G1は昨年9月のヤングダービー以来、今回が2節目。11走目にして待望の1着に「地元の先輩には『まだだったのか』と言われました。今節引いた30号機は前節、師匠の天野(誠)さんが乗っていて、引きたかったエンジン。それを調整して、足は初日の後半から良くなった」と機力も上昇中。3日目以降も白星を重ねることができるか、若武者の動きに注目したい。