【阪急杯】レッドファルクス躍動 「スプリント界完全制圧」へ好仕上がり

 「阪急杯・G3」(25日、阪神)

 高松宮記念(3月25日・中京)へ向けて、見逃せない一戦。昨年度の最優秀短距離馬レッドファルクスは21日、美浦南Dを単走で軽快に駆け抜け、好仕上がりをアピールした。スプリンターズS連覇中の同馬にとって“宮記念”は是が非でも欲しいタイトル。本番へ向けて好発進を決めたい。一方、阪神C4着からの巻き返しを狙うモズアスコットは、栗東坂路で豪快な走りで大きく先着した。

 白い馬体が力強く躍動した。単騎で美浦南Dに姿を現したレッドファルクスは、向正面からゆったりしたペースでスタート。気分良さそうに四肢を伸ばし、徐々にスピードを上げながら直線へ向く。鞍上に軽く気合をつけられると敏感に反応し、鋭く末脚を伸ばした。

 5F68秒2-38秒1-12秒5のタイムに、尾関師は「次の大目標へ向けて疲れを残さない形にしたかったので、Dコースで単走でやりました。僕にはいい動きに見えました」と納得の表情を見せた。明け7歳ながら、年齢的な衰えは感じさせず、「いい雰囲気で臨めると思います」と状態に太鼓判を押した。

 今春の大目標はもちろん高松宮記念だ。3着に終わった昨年は前年末の香港遠征後の疲れもあり、ひと叩きする時間が取れずぶっつけでの挑戦に。その教訓を踏まえ、前走のマイルCS8着後はすぐに休養へ。「一番欲しいタイトルなので、1回使って行きたかった。レース間隔として中3週あく方がいいという判断で、阪急杯を選択した」とトレーナーは説明する。

 昨年はスプリンターズS連覇などが評価され、最優秀短距離馬に選出された。「その看板を背負っているので、いいレースをして本番につなげたいですね」と力を込めた。前哨戦とはいえ、タイトルに恥じない力を見せつけたい。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス