【ボート】中田さらなる進化へ負けられない 昨年G1V2
「戸田プリムローズ・G1」(27日開幕、戸田)
ボートレース戸田の開設61周年記念「G1・戸田プリムローズ」は27日から3月4日までの6日間、豪華メンバーによって争われる。狭く、インが弱い水面で、どんな波乱が飛び出すかにも注目が集まる。また来年3月は戸田でSG・クラシックが開催。優勝すれば、そのクラシックの出場権が獲得できるだけに、地元勢は目の色を変えて臨むのは必至だ。
中田竜太(29)=埼玉・104期・A1=のリズムが戻りつつある。さらなる飛躍を誓った2018年だったが、年頭の埼玉選手権でまさかの予選落ちをした。それでも続く福岡のバトルトーナメント、3場所前の児島一般戦で優勝を飾った。
今年早くも2回のVを飾りながらも、まだ納得した様子がない。「バシッと合って、行けている状態ではない。普通に、力が足りていない」。昨年は4月まるがめ周年、9月ヤングダービーとG1・2勝。最高峰のグランプリにも初出場した。頂点を目指すには何が必要か、何が足りないか。今の立場を厳しく見つめている。
リズムをつかみかけている中で迎える、地元・戸田でのG1周年。「戸田は特別なので。やらなきゃいけないという思い」と決意を新たにする。来年3月は戸田でSGクラシックが開催される。「どうしても出たいですね」と思いを強くする。戸田G1周年を制すれば、地元SGクラシックの権利が手に入る。さらに進歩を遂げるため、並々ならぬ思いで地元周年の舞台に立つ。