【ボート】黒井、戸田生まれの誇り懸け戦う

 「戸田プリムローズ・G1」(27日開幕、戸田)

 ボートレース戸田の開設61周年記念「G1・戸田プリムローズ」は27日から3月4日までの6日間、豪華メンバーによって争われる。狭く、インが弱い水面で、どんな波乱が飛び出すかにも注目が集まる。また来年3月は戸田でSG・クラシックが開催。優勝すれば、そのクラシックの出場権が獲得できるだけに、地元勢は目の色を変えて臨むのは必至だ。

 黒井達矢(29)=埼玉・103期・A1=は戸田で生まれ育った。戸田で走ることに、誰よりも強い意識を持っている。また、今年1月以降のレースを対象に登録番号の「4528」に1年間の1着本数を乗じた金額を、戸田市に寄付することを表明。地元愛があふれている。もちろん、それが大きなモチベーションとなっている。

 今は大きな目標ができた。来年3月の戸田でのSGクラシック開催だ。「照準を合わせて行く」と、出場権を獲得へ意気込む。今年の10月で30歳。節目となり、勝負の年と位置づける。戸田では着実に結果を残しており、昨年5月から5節連続して優出中だ。12月にはエース4号機の圧倒的な伸びで優勝したのは大きい。それでも本来の持ち味はターン勝負。「今までやってきたことをぶれずに。精度を上げないと」と、さらに旋回力に磨きを掛けて行く構えでいる。

 生まれ育った戸田の周年タイトル。獲得すれば、来年のSGクラシックの出場権も手にすることができる。何よりも欲しい勲章だ。「記念を獲って(クラシックに)出たい。意識を高く持たないと、(出場は)簡単なことではない」と語る。誰よりも強い地元意識を闘志に変えて、念願の制覇を誓う。

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