キタサンがディープに完敗!? 有馬有終Vの単勝馬券未換金額が判明
引退レースとなった昨年末の有馬記念で、見事に有終Vを決めたキタサンブラック。24日に同レースの的中馬券が払戻期限を迎え、単勝馬券(1・9倍)の未換金額が3923万9750円に上ることが分かった。
これは同レースの単勝払戻総額20億8764万9890円の1・88%に当たる。多くのファンが、感動のフィナーレを迎えた同馬の馬名が入った単勝馬券を“記念馬券”として残したことが分かる。
だが、同じく武豊騎手が騎乗したラストランで感動的な勝利を決めた“あの馬”は、さらにすごかった。06年の有馬記念を圧倒的な強さで制したディープインパクトだ。
当時の有馬記念単勝馬券(1・2倍)の未換金額は1億2308万4360円。これは同レースの単勝払戻総額13億4900万4720円の実に9・12%に当たる。06年当時の平均単勝未払い率約0・3%の30倍近くとなる数字が、ディープラストランのフィーバーぶりを物語っている。
国民的な人気を誇った2頭。的中すれば自動的に払い戻しが行われるインターネット投票が現在は広く普及していること、倍率が1・9倍、1・2倍と違うなど、純粋な比較はできないとはいえ、さすがのキタサンもディープにはかなわなかったようだ。
なお、的中馬券の未払い金は「勝馬投票券時効収入」の名称で、通常の売上金と同じ収入として計上される。