【金鯱賞】スワーヴリチャードが好発進だ 追うごとに良化!初の中山も期待
「金鯱賞・G2」(11日、中京)
実りの4歳を迎えたスワーヴリチャードが、18年初戦を迎える。17年は共同通信杯で重賞初勝利を果たすと、クラシックでは皐月賞6着、ダービー2着。秋に復帰してアルゼンチン共和国杯を勝ち、有馬記念では小差4着。G1制覇こそならなかったが、活躍を見せた一年だった。
「前走後は少し疲れがあったので放牧に出した。その分、今回は馬体に余裕があるが、帰厩後もしっかり追ってひと追いごとに良くなっている」と庄野師は成長に目を細める。
1週前は主戦のM・デムーロが騎乗して栗東CWでの併せ馬。僚馬リュクスポケット(3歳500万下)を追走し、直線で内に潜り込んで3馬身先着してみせた。時計も6F78秒5-36秒7-11秒7と文句なしだ。「ハードに追ったから、これでちょうど良くなると思う。有馬記念は不利があっても4着に入った。この馬にとって大切な一年が始まりますね」と、鞍上は大きな期待を寄せる。
今回、何よりの好材料は左回り。過去4戦2勝、2着2回と得意にしており、中京は初とはいえ願ってもない舞台だ。「ゲートに少し課題はあるが、先週しっかりと練習している」と指揮官。ここでサトノダイヤモンドを倒して好発進を切れば、G1獲りが一層現実味を帯びてくる。