【阪神大賞典】クリンチャー&武豊が春盾の主役奪う!宮本師「去年とは別馬」
「阪神大賞典・G2」(18日、阪神)
京都記念で重賞初制覇を飾ったクリンチャーが、勢いに乗って重賞連勝を狙う。天皇賞・春(4月29日・京都)を見据え、伝統の長距離レースに参戦。宮本師は「前走はG1馬4頭を力でねじ伏せてくれた。1回使った効果で馬の雰囲気もエエで。去年とは180度別の馬やわ」と上積みと成長に目を細める。
今回から新コンビを組む武豊も7日の1週前リハに騎乗し、好感触をつかんだ。栗東CWで単走追い。序盤からスピードに乗ると、直線もシャープな脚さばきで、6F78秒3-37秒8-12秒8の自己ベストをマーク。名手も「さすがにいい馬。動くね。非常に乗りやすい。時計も出ているし、状態もいいんでしょうね。小気味いい走りで、レースで乗るのが楽しみ」と、期待に胸を膨らませた。
担当の長谷川助手は「これだけ追い切りでも動けるようになりましたし、馬にヤル気を感じますね。体もしっかりしてきました」と手応えを口にする。「カイバ食いもいいですし、毛ヅヤや馬体の張りも、この間使ったときよりもいいですよ」と表情は明るい。17年は菊花賞2着、皐月賞4着と、あと一歩で逃したG1の勲章。重賞V2で春盾戦線の主役に躍り出る。