【スプリングS】ビッグスモーキー、芝でも戦える!可能性求め意欲の東上
「スプリングS・G2」(18日、中山)
デビュー6戦目にして初めて芝に挑戦した前走のすみれSでビッグスモーキーは手応えをつかんだ。3着とはいえ、走破時計2分12秒0は前日の古馬準オープン、尼崎Sの2分14秒0を2秒も上回った。ペースの違いこそあれ、初芝でマークしたものだけに価値はある。
「時計も良かったですからね。勝ち馬は強かったですが、よく3着に踏ん張ってくれました」と久保助手は納得の表情を見せた。
半姉は交流重賞の大井・レディスプレリュードなどダート重賞を3勝したワイルドフラッパー。血統的にもダートに戦場を求めたのは当然だ。期待通り2勝を挙げたが、同助手は「芝でもやれそうな走りでしたからデビュー当初から使ってほしいと思っていました」と隠された能力を感じていたという。
今回は、一気に相手が強化する正念場。ただ、パワーを武器とするこの馬にとって追い風もある。「今の中山は馬場が悪くなってきましたからね。週末は雨予報もある。それに前走を使って馬体にも張りが出てきました。(体調面の)上積みもあります」。さらなる可能性を求めての東上は、期待にあふれている。