【高松宮記念】レッドファルクス 主役譲らん 1走叩いて仕上がり万全
「高松宮記念・G1」(25日、中京)
王道とも言えるローテーションで昨年の最優秀短距離馬レッドファルクスが頂点を獲りに行く。16年末の香港遠征を経て、17年は高松宮記念に“ぶっつけ”での参戦となったが、結果は3着だった。
18年は2月末の阪急杯から始動。ダイアナヘイローに逃げ切りを許したが、後方から上がりトップの3F33秒4という、別次元のような末脚を繰り出して3着。尾関師は「勝てれば良かったが、あれだけしっかりした足を見せてくれた。次につながる。レースを1回使っているので調整もしやすい」と前向きにとらえている。
1週前は15日に美浦Wで5F69秒6-12秒4で僚馬に併入。トレーナーは「しっかり動けていたし、良かったかな。体重も輸送で減っていって、ちょうどいいくらいになりそうです。レースの疲れも取れたし、上向いていますよ」と言う。万全の状態で決戦を迎えられそうだ。
実績的にはスプリンターズS連覇が目立つが、コース形態的には中山より直線の長い中京の方が得意なはずだ。実際、未勝利勝ちも初重賞勝ちも、中京の芝短距離だった。スプリンターズSを連覇し、JRAの最優秀短距離馬の称号を得た今、得意の中京で主役の座は譲れない。