【ボート】からつ周年優勝戦は2艇Fで3億5千万円返還 岡崎恭裕が繰り上がりG1V2

 「全日本王者決定戦・G1」(8日、からつ)

 最終日12Rで行われた優勝戦は、進入から波乱。6号艇の宮地元輝(佐賀)が強引に前付けし、1号艇の前本泰和(広島)はこじ開けるようにしてインを確保。その後、この2艇はスタートラインにすんなり舟を向けずに蛇行。だが、助走距離が短かったこともあって、スタートして前本、宮地ともにフライング(F)コール。6コースから最内を差して3番手内だった岡崎恭裕(31)=福岡・94期・A1=が、F艇が退いたため、1周2M後に先頭へ。後続を振り切って、通算2回目のG1優勝を飾った。毒島誠(群馬)、峰竜太(佐賀)の順で2、3着に入ったが、舟券は3億9721万5200円の89・3%にあたる3億5474万5400円も返還されたため、このレースの売上は4246万9800円だった。

 優勝した岡崎はピットに引き揚げてスキップで移動するなど上機嫌。「これでオーシャンカップ(SG=7月11~16日・若松)を決められて良かったです」と、地元SGの出場権を確保できたことに笑顔だった。

 ちなみに前本、宮地の2人はF休み明けから6カ月間はG1、G2に出場できない。

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