【皐月賞】オウケンムーン俺も輝く!同厩舎アーモンド桜花賞Vで勢い加速

 「皐月賞・G1」(15日、中山)

 勢いに乗ってもう一丁だ。アーモンドアイで桜花賞獲りに成功した国枝厩舎が、オウケンムーンで2週連続クラシック制覇に挑む。同期に10頭しかいない希少なオウケンブルースリ産駒。過去10年で4勝を誇る共同通信杯からの直行ローテで、大仕事を成し遂げてみせるか。

 大一番を前にボルテージが高まってきた。桜花賞Vの興奮冷めやらぬ国枝厩舎が、牡馬1冠目に送り込むのはオウケンムーン。共同通信杯覇者が虎視たんたんと戴冠を狙う。

 昨年8月の新潟デビューから2戦目で勝ち上がり、そこからトントン拍子で出世した優等生。追い切りで特別派手な動きをするわけでもないが、「素直な性格で、淡々と(調教を)こなしてくれる。馬は分かっているよ」と国枝師の口ぶりは滑らかだ。

 同世代に10頭しか血統登録されていない希少なオウケンブルースリ産駒。指揮官は「トニービンからジャンポケに続く血筋。首が高めのフォームが似ている点かな」と説明する。並み居る良血馬を蹴散らしての重賞初V。血統は地味でも実力は確かだ。ダークホースとして不気味な輝きを放っている。

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