【NHKマイルC】タワーオブロンドン、距離問題ない てっぺん獲って英国挑戦だ

 「NHKマイルC・G1」(6日、東京)

 今週は府中に舞台を移して、3歳マイル王決定戦が行われる。前哨戦を制したタワーオブロンドンやカツジを筆頭に、重賞ウイナーが8頭エントリー。豪華メンバーがそろった。

 タワーオブロンドンが3歳マイル界制圧に乗り出す。前哨戦のアーリントンCでは周囲から聞こえる距離不安の声を一掃。中団から上がり34秒2の末脚を放ち、京王杯2歳Sに続く2つ目の重賞タイトルを手にした。

 藤沢和師は冗談を交えながら前走を振り返る。「みんなは“千四がいい”と言っていたけど、前回の伸び方はゴツかっただろ?折り合っていたもんね。あの競馬ができれば、距離は問題ないということだ」。2走前の朝日杯FS3着については「道中で力むところがあったし、直線でも切り返す場面があった。スムーズな競馬じゃなかった」と力を出し切っての敗戦ではないことを強調する。

 今回の結果次第で英国・ロイヤルアスコット遠征も視野に入る。セントジェームズパレスS(6月19日・アスコット、芝1600メートル)、コモンウェルスC(6月22日・同芝1200メートル)のG1・2レースには既に登録済み。指揮官は「血統的には千二の馬じゃない。千五から使っていったくらいだからね。東京は逆にいい。朝日杯みたいに、もまれることもない」と腕をぶす。

 海外挑戦を実現させるためにも、ここで結果を出す必要がある。「まずはNHKマイルCに全力投球だよ」。府中のゴールを先頭で駆け抜けた先には、英国行きの道がつながっている。

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