【オークス】サトノワルキューレ、脚さばき軽快!ミルコ意欲満々、距離延長も歓迎
「オークス・G1」(20日、東京)
軽快な脚さばきが見て取れた。フローラSの覇者サトノワルキューレは16日、栗東坂路を馬なりで単走。4F57秒5-41秒1-12秒9をマークした。全体時計は至って平凡だが、中3週で再度の東上。繊細な3歳牝馬となれば絶妙なさじ加減だろう。角居師が「軽めの調整。乗り手が“元気に走っている”と言っていた。馬は出来上がってる状態なので」と話す通り、仕上がり自体に不安はないようだ。
デビュー以来、馬体重は減り続け、前走は過去最低の446キロ。しかし、この中間の計測では454キロまで回復したという。「カイバは食べているし、膨らませてきた」。05年シーザリオ、08年トールポピーに続く戴冠へ-。現役調教師では単独トップとなる、通算3度目の樫制覇に向けて静かに腕をぶす。
初戦から手綱を託されてきたM・デムーロも意欲満々だ。「2000メートルは短いと思っていた。2400メートルはもっと良くなると思います」と、豪脚でVをもぎ取った前走以上のパフォーマンスを約束した。「勝ちたいです。競馬を分かっている賢い馬だから、自信を持っている。アーモンドアイも強いけど、1着になりたい」。鞍上にとってはクラシック完全制覇が懸かる一戦。大舞台でこそ輝くイタリアンのエスコートが何とも頼もしい。