【安田記念】リアルスティール、圧巻の末脚 坂路で猛タイム出た

 「安田記念・G1」(6月3日、東京)

 悲願の国内G1初制覇を狙うリアルスティールが30日、栗東坂路で4F51秒7-37秒7-11秒9の猛タイムを弾き出した。圧巻だったのが最後の末脚。うなるようにグイグイと伸びて、タイフーン(3歳未勝利)を0秒3差かわしてゴールラインを駆け抜けた。

 矢作師は「1週前はもうひとつだなと思っていたんです。先週を踏まえてやりましたが、攻めの調教ができました。このひと追いで良くなってくれるでしょう」と合格点を与える。一昨年は2番人気で11着と惨敗。「あの時は負けられないと、力みがありましたね。仕上げ過ぎでした」。当時の反省を生かし、今回は徐々に状態を上げる形に。ドバイ遠征帰りで限られた時間の中ではあるが、師の思惑通りに仕上がったようだ。

 「前走(ドバイターフ3着同着)はメンバーが強かった。能力の衰えというのは感じない。今年いっぱい(で引退)だと思っているし、何とか国内のG1を勝ちたい」。8度目のJRA・G1挑戦。執念で待望のタイトルを引き寄せる。

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