【競輪】俵信之 引退セレモニー「中野さんの世界選V10を阻止したかった」

 1990年のG1・日本選手権覇者で、87年には自転車競技の世界選手権でスプリント金メダルを獲得した俵信之(53)=北海道・53期・A3=の引退セレモニーが5日、ナイターG3を開催する函館競輪最終日の7R終了後に、場内ステージで行われた。

 5月27日の別府F2を最後に引退を表明していた俵は、「骨折をして、トレーニングをしても元に戻らない。寿命なのかな」と引退の理由を明かした。「デビュー戦は今も頭に残っている。中野(浩一)さんの世界選手権スプリントのV10を阻止したかった」と思い出を振り返った。

 日本競輪学校53期の在校2位として、84年5月に函館でデビュー。86年に競輪祭新人王(小倉)、91年にはふるさとダービー(弥彦)でも優勝。晩年は日本競輪選手会の北海道支部長も務めた。

 北海道のトップレーサーとして長く活躍した俵は「引退後は少しゆっくりしたい。ファンのみなさんには、北海道の選手を応援してもらいたい」とあいさつをして、34年間の選手生活に幕を下ろした。

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