【エプソムC】サトノアーサー3馬身差先着 池江師好感触「動きは良かった」
「エプソムC・G3」(10日、東京)
鋭くはじけた。サトノアーサーは6日、水口(レースは戸崎圭)を背に栗東CWでスプマンテ(4歳1000万下)との併せ馬。僚馬の3馬身後方から発進すると、手綱を押さえるほどの手応えで直線に向く。手綱を緩めると、首を前後に力強く使って反応。4F53秒1-38秒9-12秒1で、3馬身先着を決めた。
池江師は「先週が本追い。今週は馬なりでサッと。動きは良かったですね」と好感触だ。前走のメイSは3着に敗れたが、約3カ月ぶりの実戦。「上積みはありそうですね。体つき、動き両方にです。前走も内容的には悪くなかったが、最後までトップギアに入らない感じ。あんなふうにならなければいいんですけど」と前進を期待する。
いまだ重賞は未勝利も、2着2回、3着1回とあと一歩のところまで来ている。週末は雨予報。2走前の洛陽Sは稍重で勝ったが、「あの時はライアン(ムーア)が体を起こすようにして、ノメらないように追っていた。本質的には良馬場の方がいい」と師。態勢は万全。念願の初タイトルへは、週末の天候が鍵になりそうだ。