「モーターボート大賞」（１７日、宮島）

　徳増秀樹（４３）＝静岡・７５期・Ａ１＝がコンマ０６のトップＳから逃げ切り圧勝Ｖ。通算８１回目の優勝で１６年７月ＭＢ大賞（下関）以来、２回目のＧ２制覇を達成した。１Ｍ外マイの松尾昂明が２着。３着には安達裕樹が入った。

　圧倒的パワーの４２号機に身を委ねて、自身の立ち回りに集中するだけだった。インからコンマ０６のトップＳを決めた徳増。「いつもの風景と違う。隣の存在を感じなかった」。１Ｍにたどり着く前に早々と独走の形となり「今年乗った中では一番いいと思う」と、相棒をたたえた。

　２回目のＧ２制覇。「来年のクラシック（１９年３月１６～２１日・戸田）の権利を取れたのは大きいし（２月の東海地区選を含め）年間タイトル２つはキャリアハイ。自分の引き出しが増えていると思いたい」。Ｖの余韻に浸る間もなく、１８日が前検のＳＧ・グランドチャンピオン（徳山）へ直行。「持って行きたい」と笑ったエース機の力を借りずとも、初のＳＧ制覇へ向けて突き進む。