【宝塚記念展望】ファン投票1位サトノダイヤモンドが人気に応えるか
「宝塚記念・G1」(24日、阪神)
計5頭のG1馬が出走するが、確固たる主役は不在。混戦ムードが漂う初夏のグランプリだ。
ファン投票1位に選ばれたのがG1・2勝馬サトノダイヤモンド。大阪杯は勝負どころでゴチャついたとはいえ、いい時の脚勢が見られなかった。1週前追い切りに「ピリッとした感じは出てきた」と池江師だが、「菊花賞や有馬記念の状態にどこまで近づけるか」と完調ではない様子。最終リハに注目だ。
昨年の菊花賞馬キセキも巻き返しを狙う。日経賞は途中からハナに立つ、今までにない形で9着に沈んだ。中間は折り合いに主眼を置いた調整を行っており、「中距離の方が競馬しやすい」と辻野助手なら、追い切りに騎乗したM・デムーロも「体が大人になっている」と成長を強調する。
昨年の覇者サトノクラウンはドバイ遠征明け。本番までにどこまで仕上がるかだが、実績のある道悪なら大きく浮上する。ヴィブロスはドバイターフで2着。連覇こそ逃したものの地力を示した。国内外G1制覇の実績が光る。
ワーザーは15/16年の香港年度代表馬。7歳馬でも衰えはない。鳴尾記念をレコード勝ちしたストロングタイタン、ひと叩きで前進が見込めるパフォーマプロミスといった新興勢力もG1初制覇に向けて虎視たんたんだ。