【プロキオン】サクセスエナジー まだまだ伸びる 北出師も目を細める上昇カーブ
「プロキオンS・G3」(8日、中京)
交流重賞連勝中のサクセスエナジーが、勢いに乗ってJRA・重賞初Vを狙う。
前々走のかきつばた記念(名古屋)で、前年のプロキオンSの覇者キングズガードを退けて重賞初制覇。前走のさきたま杯(浦和)では、キタサンミカヅキとの激しい追い比べを鼻差で制した。北出師は「使うごとに良くなっている。体の張りが以前とは全然違う」と目を細める。
栗東CWで行われた先月27日の1週前リハでは、2馬身追走したヒルノコルドバ(3歳未勝利)に、直線一杯に追われて1馬身遅れた。タイムは6F83秒2-37秒9-12秒2。トレーナーは「下(CW)でやると、全く動かないんよね。普段でもふざけた感じで。気合を入れないと遊び遊び走っている」と苦笑いだ。とはいえ、「それでこれだけの結果が出ている。本気を出したら、どれだけ走るのか」と期待は大だ。
中京コースが舞台になるが、「下のクラスの頃だけど、勝っているから」と話す通り、6走前にV経験があるだけに問題ない。「G2を勝ったから、他馬より1キロ重い。その辺かな」と、斤量58キロの克服を鍵に挙げるが、「まだまだ伸びしろがある。ここも楽しみ」と力が入る。
伸び盛りの4歳馬が中央のタイトルをつかみ、ダート短距離界の主役候補に名乗りを挙げる。