16年ドバイターフVリアルスティールが引退 今後は社台SSで種牡馬入りへ
16年のドバイターフ・UAE・G1を制したリアルスティール(牡6歳、栗東・矢作)の引退、種牡馬入りが3日、所属するサンデーサラブレッドクラブのホームページで発表された。
18年は2勝目を狙ったドバイターフで始動して3着。続く安田記念15着後は、滋賀県のノーザンファームに放牧へ出されていたが、検査で右前脚に種子骨靱帯炎発症が判明したという。きょう4日に北海道へ移動し、来春から安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りする予定。
同馬はデビュー2戦目の15年共同通信杯で、のちのダービー馬ドゥラメンテを2着に下して重賞初V。だが、皐月賞2着、ダービー4着、菊花賞2着と、あと一歩でクラシックには手が届かず。16年のドバイターフで念願のG1ホースとなったものの、国内では16年秋の天皇賞2着など、最後までG1タイトルはつかめなかった。
通算17戦4勝(うちG11勝を含む、重賞3勝)。祖母がキングマンボの全妹というディープインパクト産駒の良血馬だけに、種牡馬としての活躍に期待がかかる。