セレクトセール2018 落札総額は新記録達成、記録的な大盛況に

 「セレクトセール2018」の2日目当歳セリが10日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで行われた。注目が集まったのは18年初上場となった新種牡馬の産駒たち。ドゥラメンテ産駒の「アイムユアーズ18」が1億8000万円、モーリス産駒の「ラスティングソング18」が1億7000万円の高値で落札されるなど、高評価を得た(※価格は全て税抜き)。

 2日目・当歳セールの落札総額は82億5750万円。17年を4億3500万円下回ったものの、初日・1歳馬セールと合わせた2日間トータルでは、史上最高だった17年の173億2700万円を上回る179億3200万円で、新記録達成となった。

 セールを主催する日本競走馬協会の吉田照哉会長代行は「昨年が驚異的な数字だったので超えるか心配していたのですが、活発なセリでした。これで悪いなんてあり得ない」と記録的な大盛況に目を丸くした。

 当歳セールが1歳セールを下回った点については、「日本も1歳のセリにシフトしている印象ですね。生産者としては、1歳で(売りに)出したいですから。世界的な流れに近づいた」と分析していた。

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