藤田菜七子が今年11勝目 JRA女性騎手最多勝更新まであと4勝
2枚
「3歳上500万下」(14日、福島)
藤田菜七子騎手(20)=美浦・根本=が、2番人気サウンドマジックで快勝した。好スタートを決めて、ハナを奪う鮮やかな逃げ切り勝ちで今年のJRA11勝目をマーク。この勝利でJRA通算31勝目となり、増沢由貴子元騎手の持つJRA女性騎手の最多勝利記録更新まで、あと4勝となった。
先週の7日に続き、またも福島で菜七子の笑顔がはじけた。前走に続きコンビを組んだサウンドマジックで、後続を寄せ付けず文句なしの逃げ切りV。勝って同条件だったとはいえ、スムーズなレース運びでの勝利に、ゴールした瞬間はスタンドから大きな拍手が起きた。「このクラスで1回勝っていますし、力が上だったと思います。すんなり逃げられたし、馬のリズムも崩さずに行けました。最後もセーフティーリードがありましたから」と会心の騎乗を振り返った。
6月17日にG1に騎乗できる勝利数をクリアして、減量の特典が3キロから2キロになったが、積極的なレース運びで順調に白星を積み重ねている。JRA女性騎手最多勝記録の更新へ向けて、暑い夏を菜七子がさらに盛り上げていく。