【クイーンS】ディアドラ 理想的なケイコ 橋田師「先週より動きがシャープ」
「クイーンS・G3」(29日、札幌)
25日、午前6時。曇り空が広がる函館競馬場に、G1ゼッケンをまとったディアドラが登場。最終リハはウッドコースで単走追い。後肢の踏み込みが深い、大きなストライドで加速し、しまい強めに追われてゴール板を通過した。
馬場のやや内めを通り、5F66秒7-38秒3-12秒3でフィニッシュ。動きを確認した橋田師は「しまいだけ気合をつけるように指示。先週よりも動きがシャープになっているのでいいと思います」と理想的な内容に満足げな表情を浮かべた。
飛躍の秋へ。昨年同様、北都から始動する。舞台は札幌芝1800メートル。指揮官は「去年も勝っていますからね(1000万特別・HTB賞)。洋芝は合っていると思います」とパワー勝負は望むところだ。
ただし、先行有利の開幕週。「そのへんがうまくさばけるか。あまりせかすのも良くないからね。無理にその馬場に合わせようとは思わない」と自らのスタイルを貫く構えだ。この先は札幌記念(8月19日・札幌)を予定しているが、秋のローテは「結果次第」。末脚一閃、己の力で未来の扉を切り開く。