【POG】アルママ、次元違う!岡田繁幸オーナー「社台グループとこの馬で勝負」
「新馬戦」(28日、札幌)
マイネル軍団期待の大物アルママ(牡2歳、美浦・畠山)が、土曜札幌5R(芝1500メートル)でベールを脱ぐ。
父オルフェーヴル、母ホエールキャプチャともにG1馬で、16年の当歳セレクトセールにおいて、岡田繁幸オーナーが1億7000万円(税抜き)で落札。「種牡馬として成功すると確信して買った。今の競馬は種牡馬の影響力が大きい。社台グループと勝負していくには、この馬で勝負しないとと思って頑張った」と同オーナー。この馬に寄せる期待は半端ない。
注目の初陣へ向けての最終追い切りは25日、柴田大を背に札幌芝コースで3頭併せを敢行。道中は最後方を追走し、先頭と4馬身差で迎えた直線。鞍上の手綱は持ったままでも、内2頭とはスピードの次元が違った。
あっという間に差を詰め、最後は2馬身の先着。5F65秒9-36秒3-11秒8とタイムも上々だ。鞍上は「馬も力の加減を覚えてきて、一番いい走り。これで競馬に向けて不安はなくなった。バネがすごくてポテンシャルは相当高い。これは走ってほしい。オーナーも力が入っていますから」と目を輝かせる。
常識外れの一面を見せていた父と違い、アルママは「オルフェーヴルの子でもおとなしいよ。ソワソワする面を見せる時もあるけど、2歳のこの時期だし問題ない範囲」と菅田助手。“優等生”の走りっぷりに注目だ。