【レパードS】ドンフォルティス巻き返す 距離実績&上積みあり

 「レパードS・G3」(8月5日、新潟)

 伏竜Sで封じ込んだ王者ルヴァンスレーヴに対してもう一度、力を示したかった前走のジャパンダートダービー。道中は中団の外。ロスを承知で外めを進んだドンフォルティスだったが、初の2000メートルと大井の深い砂が影響したのか、中山で見られたパフォーマンスは影を潜めた。

 「しっかりと仕上げましたが、展開が厳しかったですね。道中で外を回って自分から動く形でしたから。初めての2000メートルでしたし、距離が影響したんだと思う。ラストは脚が上がっていました」と牧浦師は敗因を冷静に分析する。

 巻き返すべく、挑むのは新潟のG3戦。前走から距離を1F短縮、“宿敵”のいないこの一戦で負けるわけにはいかない。「1800メートルには実績がありますし、(右、左の)回りは問わない馬です。前走が3カ月ぶりでしたから、使っての上積みは見込めると思いますよ」と反撃を誓う。

 25日の栗東坂路での1週前追い切りは格下馬相手との併せ馬で、4F57秒3-12秒7とソフト調整。「この暑さなので疲れを残さないように。でも、気持ちが途切れることのないように追い切りました。反動は見られないですし、改めて期待したい」と力を込めた。きっちりと中央での重賞初タイトルを手にし、ルヴァンスレーヴとの再戦の日を待ちたい。

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