【ボート】まるがめメモリアルカウントダウンコラム6
「ボートレースメモリアル・SG」(21日開幕、まるがめ)
思い出の水面で峰竜太が躍動する。まるがめは昨年7月に、オーシャンカップで悲願のSG初優勝を決めた水面。再び栄冠を目指して突き進む。
昨年のオーシャンカップは、予選2位ながらも優勝戦の1号艇が転がり込んできた。しかし、インからのSはコンマ19。トップSの井口佳典が3コースから迫ってきたが、それでも逃げ切った。SG優出11回目での初優勝は、史上3番目に遅い栄冠。「2周目からは周回を数え始めた。泣かないようにと思えば思うほど、いろいろ思い出して」と涙、涙の初戴冠となった。
それからの峰は、SGのピットでも自然体でいられるようになった。「今までとは違うので」と、SGタイトルに手が届いたことで、いい意味でリラックス。今年のSG戦線では3月のクラシックで優出(3着)したのみだが、焦る様子はない。
6月には下関で周年記念を制覇。3月のまるがめG3も含めて優勝は6回を数え、賞金ランク3位に付けている。あとは今年初のSG獲りを狙うのみだ。
5月のまるがめ周年記念では準優6着に終わったが、中堅レベルのエンジンながらも予選5位通過と存在感を発揮していた。昨年、頂点を極めた水面で、峰が再び輝く。