【ボート】毒島誠がメモリアルV SG連続優勝

優勝杯を手に笑顔の毒島誠(撮影・持木克友)
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 「ボートレースメモリアル・SG」(27日、まるがめ)

 1号艇の毒島誠(34)=群馬・92期・A1=が、鮮やかにイン逃げを決めて1着。優勝賞金3500万円を手にした。2着は笠原亮、3着は篠崎仁志が入った。

 カクテル光線に照らされた水面で、またしても毒島の強さが際立った。初日1走目こそ3着に敗れたが、そこから7連勝。ライバルたちに付け入る隙を与えなかった。

 最後はインからコンマ11の的確Sで逃げ切り勝ち。足も強力で、1Mを先に旋回すると後続を一気に突き放した。それでも見た目以上に不安を抱えた優勝戦だった。「特訓から、かなり良くなかった。乗りづらさがあって3周を回るのに緊張した」と振り返った。

 まるがめは、2013年に同じメモリアルでSG初優勝を飾った水面。プレッシャーから解放されて「選んでいただいた桐生ボートと、SG初優勝の舞台に恩返しできてうれしい」と勝利に余韻に浸る。

 昨年11月のチャレンジカップ(下関)、7月オーシャンカップ(若松)、そして今回と史上初のナイターSG3連続制覇。ナイターSG4冠も史上初だ。「何か1つでも初という称号が取れて良かった」と喜びをかみしめながら「たまたまナイターが重なっている。昼間のSGも獲りたい」と笑った。

 「これからも目の前のことを一走一走」と、気を引き締める夜の王者は、さらなる活躍を誓った。

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