【ボート】長田、絶対タイトル獲る!夏の終わりも熱く
「ウェイキーカップ・G1」(31日開幕、多摩川)
ボートレース多摩川の開設64周年記念「G1・ウェイキーカップ」は31日に開幕し、6日間の日程で争われる。ダブルドリーム制で初日12R「ウェイキードリーム戦」は白井英治、2日目12R「是政ドリーム戦」は峰竜太が1号艇で出走する。ほかの予選メンバーでは長田頼宗、中野次郎ら地元勢が注目を集める。
長田が多摩川G1初制覇を目指して出陣する。
今年1月に平和島でG1初優勝を飾ったが、多摩川のG1はまだ勝っていない。地元の中でもホーム水面だけに、どうしても獲りたいタイトルだ。だが、多摩川では一般戦で4回、G3で1回優勝しているとはいえ、G2以上に縁がない。「多摩川での勝負弱さは課題ではある。ここ何年か合わせ切れていない」と自身も認めている。
多摩川出場は5月以来となる。「先入観があると難しいレース場。結果が良くても、悪くても、イメージというのは残ってしまうもの。ゴールデンウイーク以来、走っていないことで、気持ちを新たにして挑めると思う」と日程的には歓迎だ。しかも、今回は初日12Rウェイキードリームからスタート。「一日かけて、しっかり調整したい」と本番を見据えている。
1月の平和島周年V後は、すぐに年末のグランプリ(12月19~24日・住之江)を強烈に意識。獲得賞金争いが激しさを増しているだけに、前節のSG・メモリアル(まるがめ)を走る前からも「メモリアルとウェイキーカップは勝負どころになる」と気持ちを引き締めていた。
さらに“追い風”も吹いている。異常とまで言われた今年の猛暑が緩んできたことだ。「夏の体力、集中力的にも、もうひとつ涼しくなってくれれば」と願っていた通りに、気温が落ち着いてきた。回転を上げる調整を基本にしていることから、これでエンジン的にも合わせやすくなるはず。
まずは初日のドリームを3号艇から好走して、念願の多摩川G1獲りへ。理想的な形で賞金バトルでも優位に立ちたいところだ。