【POG】プレミアムギフト 血統も顔も最高品質の贈り物 兄はダノンプレミアム

 「新馬戦」(9日、阪神)

 期待の良血馬が、満を持してデビューする。プレミアムギフト(牝、父オルフェーヴル、栗東・高野)が、日曜阪神5R(芝2000メートル)にスタンバイ。無傷3連勝で朝日杯FSを制し、昨年の最優秀2歳牡馬ダノンプレミアムの半妹だ。

 7月上旬から、栗東坂路を中心に約2カ月間も丹念に乗り込んだ。高野師は「なかなかオーナーの期待に見合う動きを見せられなかったが、ようやく動くようになってきました」とうなずく。

 約510キロと牝馬とは思えない雄大な馬格を備え、大跳びで迫力のある走りが魅力。「体は大きいですが、バランスがいいきれいな馬です。ワンペースなところがあるので、それがいい方に出てくれれば」。そう期待を込め、「ルックスの良さはお兄さんと似ていると思いますね。走る馬の顔をしていますよ」と声を弾ませる。

 「ギアチェンジが苦手な馬で、まずはこの距離からと思っています。脚元の弱い血統ですし、無事にいってくれれば」。半兄も初陣を飾った阪神から、飛躍への第一歩を踏み出す。

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