【オールカマー展望】レイデオロが始動戦をモノにするか

 「オールカマー・G2」(23日、中山)

 注目は秋のG1戦線に向けて始動する昨年のダービー馬レイデオロ。ドバイシーマC4着以来となるが、1週前には美浦Wで4F55秒8-13秒5。目立つ時計ではなかったものの、動きは軽やかだった。藤沢和師は「ゴールしてから併せる感じにしたが、これで十分」と青写真通りの仕上がりに明るい表情。叩き台とはいえ、負けられない。

 クイーンエリザベス2世C5着以来、5カ月ぶりの復帰戦に臨むアルアイン。1週前には栗東坂路で4F51秒9-12秒4の好時計をマーク。馬体にやや余裕はあるものの、仕上がり自体は悪くない。1年以上白星から遠ざかっているが、今回は皐月賞を制した験のいい中山が舞台。休み明けも苦にしないタイプで、Vの絶好機だ。

 函館記念で7歳にして重賞初制覇を達成したエアアンセム。好位から絶好のタイミングで抜け出し、後続の追撃を抑え切った。5歳時に屈腱炎で長期休養を余儀なくされたが、不屈の闘志で復活。休養が長かった分、馬体もまだ若く上積みも見込める。北の大地で開花したベテランホースが、昨年のダービー&皐月賞馬にどこまで迫れるか。

 ダンビュライトは同舞台のAJCCの勝ち馬で、昨年の弥生賞、皐月賞でも3着に好走。中山との相性は抜群だ。春のG1でも善戦しており、前走の宝塚記念は勝負どころで包まれて、位置取りが悪くなりながらも5着。掲示板確保は地力の証し。G2なら上位争いに。

 天皇賞・春は大敗したガンコだが、後続に早めにつつかれる苦しい展開を強いられた。良績がある中距離に戻って見直したい。

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