【神戸新聞杯展望】ワグネリアンVSエポカドーロ

 「神戸新聞杯・G2」(23日、阪神)

 ダービーを制覇し、世代の頂点に立ったワグネリアンが秋初戦に臨む。夏場は放牧で英気を養い、8月22日に帰厩。1週前は栗東CWで3頭併せ。僚馬2頭に最先着を果たして、仕上がりの良さを伝えた。前哨戦の内容で今後の路線が決まるだけに、結果が求められる一戦。世代のチャンピオンが、スケールアップした姿で秋も主役を張る。

 皐月賞馬エポカドーロも2冠制覇をにらんで始動する。1週前は栗東CWの併せ馬で、ステファノス相手に堂々先着。活気あふれるフットワークでシャープな伸び脚。夏場もじっくりと乗られており、臨戦態勢は整った。前哨戦で早くもワグネリアンとの再戦となったが、ダービーでは半馬身差の2着。展開ひとつでリベンジも。

 連勝でラジオNIKKEI賞を制したメイショウテッコン。トップハンデ56キロを背負い、前半1000m通過が58秒7という速い流れを早め先頭で押し切る横綱相撲。春はクラシック出走に届かなかったが、この勝利で三冠最終戦がはっきりと視界に入った。トライアルで確かな成長を示し、勢力図を塗り替えることができるか。

 ダービーは13番人気の低評価を覆して4着に奮闘したエタリオウ。先行勢に有利な展開で唯一、後方から追い込んで0秒2差まで詰め寄った。ここまで好走を続けながらも、勝ち鞍は未勝利戦のみ。善戦続きに終止符を打ち、秋の飛躍を目指す。

 ダービー10着からの反撃を狙うステイフーリッシュ。京都新聞杯V時のように、先行できれば一変が可能。古馬のG1級が集った札幌記念で、見せ場をつくったゴーフォザサミットも3歳馬同士なら上位へ。

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