【競輪】山賀雅仁が青森記念初V 5年10カ月ぶりのG3優勝
「善知鳥杯争奪戦・G3」(30日、青森)
開催最終日の12Rで決勝戦が行われ、山賀雅仁(36)=千葉・87期・S1=が青森記念初優勝。渡辺雄太-渡辺晴智の3番手から、ゴール前で突き抜けた。山賀のG3優勝は2012年12月の広島以来3回目。また、6Rで行われたS級ブロックセブンは伏見俊昭(42)=福島・75期・S1=が最終2センターからインを突いて1着となった。
静岡勢の3番手から、山賀が直線一気の差し脚を披露した。「信じられない。また記念を優勝できるなんて。ラインのおかげです」と約5年10カ月ぶりの記念優勝に笑顔がはじけた。
前場所のG2・共同通信社杯が終わると、渡辺晴智、渡辺雄太らの練習拠点へ出稽古し、心身を鍛えた。決勝はその2人の後ろで3番手。「仕掛けたときの雄太は踏み出しがすごかった。自分は番手の晴智さんから口があいてしまった」と猛練習の成果を実感させられた。
今回の優勝で山賀が慢心することはない。「まだまだですね。競輪の走り方が甘いので、勉強していきたい。ラインの前でも後ろでも走れる選手を目指したい」とさらなるレベルアップを誓った。