武豊インタビュー「意外性に期待したい」クリンチャーと夢の凱旋門賞制覇へ
「凱旋門賞・仏G1」(7日、パリロンシャン)
新装パリロンシャン競馬場で行われる世界最高峰の一戦に、日本から昨年の菊花賞2着馬クリンチャーが、武豊とのコンビで参戦する。管理する宮本博調教師(55)=栗東=は同レース初参戦。先月29日にJRA4000勝の偉業を達成した武豊に手応えを聞いた。
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-前哨戦のフォワ賞を振り返って。
「もうちょっとやれると思ったんだけどな。体はだいぶ余裕があったね。そういう仕上げだったし、叩いて良くなる馬だからね」
-馬場自体は。
「フランスの馬場っぽくなかったね。硬くて、上がり勝負の競馬になりそうだったから、ハナに行ったんだ」
-評価とすれば。
「そんなに悪くないレースだったとは思う。少頭数だったけど相手も強かったよ」
-やはり馬場は重い方がいい。
「雨が降った方がいい。そんな日本馬はこれまでいなかったな」
-本番への見通しは。
「同じ距離で1回走ったから、いろいろ修正していくことができる」
-現地でのクリンチャーの評判は。
「さすがに日本のことをよく知っていて、今まで来る馬とは実績が違うというのは分かっている。人気にもなっていないしね。ただ、この馬は意外性があるからね。そこに期待したいですね」