武豊インタビュー「意外性に期待したい」クリンチャーと夢の凱旋門賞制覇へ

 「凱旋門賞・仏G1」(7日、パリロンシャン)

 新装パリロンシャン競馬場で行われる世界最高峰の一戦に、日本から昨年の菊花賞2着馬クリンチャーが、武豊とのコンビで参戦する。管理する宮本博調教師(55)=栗東=は同レース初参戦。先月29日にJRA4000勝の偉業を達成した武豊に手応えを聞いた。

  ◇  ◇

 -前哨戦のフォワ賞を振り返って。

 「もうちょっとやれると思ったんだけどな。体はだいぶ余裕があったね。そういう仕上げだったし、叩いて良くなる馬だからね」

 -馬場自体は。

 「フランスの馬場っぽくなかったね。硬くて、上がり勝負の競馬になりそうだったから、ハナに行ったんだ」

 -評価とすれば。

 「そんなに悪くないレースだったとは思う。少頭数だったけど相手も強かったよ」

 -やはり馬場は重い方がいい。

 「雨が降った方がいい。そんな日本馬はこれまでいなかったな」

 -本番への見通しは。

 「同じ距離で1回走ったから、いろいろ修正していくことができる」

 -現地でのクリンチャーの評判は。

 「さすがに日本のことをよく知っていて、今まで来る馬とは実績が違うというのは分かっている。人気にもなっていないしね。ただ、この馬は意外性があるからね。そこに期待したいですね」

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