【京都大賞典展望】注目の秋初戦 ダイヤモンドVSシュヴァルグラン

 「京都大賞典・G2」(8日、京都)

 昨年のジャパンCの覇者シュヴァルグランが、満を持して始動する。天皇賞・春は2着に敗れたが、タイム差なしの接戦と力は示した。前走後は放牧に出て8月末に帰厩。友道師は「去年と違って宝塚記念を使っていない分、ダメージも少ない」と力強い。年内で引退し、来春には種牡馬入りする方針。昨年は3着に敗れたが、集大成のシーズンに向け、V発進で勢いをつけたいところだ。

 G1・2勝馬サトノダイヤモンドも、調整は順調だ。中間は初コンビとなる川田が、追い切り以外の普段の調教にもまたがり、積極的にコンタクトをとっている。「フットワークは悪くないですよ」と池江師。本来の走りを取り戻し、復活をアピールできるか。

 昨年の覇者スマートレイアーも、8歳ではあるが目立った衰えもなく健在だ。初騎乗となる浜中も2週連続で追い切りに騎乗し、好感触をつかんでいる様子。持ち味の自在性を生かして、連覇を目指す。

 同じ舞台で行われた日経新春杯の覇者パフォーマプロミス、連勝で目黒記念を制したウインテンダネス、名手・モレイラとコンビを組むアルバートなども、虎視たんたんとタイトルを狙う。

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