【競輪】前橋寛仁親王牌は脇本雄太が制圧 最終バックまくりで2場所連続G1優勝

寛仁親王牌で優勝した脇本雄太(中央)、決勝戦2着の三谷竜生(左)、同3着の平原康多
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 「寛仁親王牌・G1」(8日、前橋)

 12Rで決勝戦が行われ、脇本雄太(29)=福井・94期・S1=が最終バック3番手から鮮やかにまくって1着。G1初優勝だった8月のオールスター(平)から、2場所連続で優勝を飾り、賞金2890万円(副賞込み)を獲得した。脇本マークの三谷竜生(奈良)が2着、打鐘4角で切り替えて三谷を追った平原康多(埼玉)が3着に入った。

 レースは正攻法の脇本-三谷が突っ張って主導権を奪おうとしたが、打鐘で清水裕友(山口)-柏野智典(岡山)がスパート。浅井康太(三重)がこの動きに連動するが、三谷にブロックされて失速。脇本は難なく3番手を確保し、最終バックからまくって先頭でゴールした。

 ヒーローの脇本は「(清水-柏野を)行かせてから冷静に対応できました。バックで(まくったときは)ゴール勝負できると思いました。(半周タイム)9秒1は満足できる結果です」と激戦を振り返った。この後はワールドカップ(フランス)へ旅立つ。ナショナルチームと本業の両立で「競輪祭(11月20~25日・小倉)に出られるかどうかは10月末に分かります」と言うが、視線の先はKEIRINグランプリ2018(12月30日・静岡)へ向いている。「もちろん獲るつもりです。その後は2020年の東京五輪。夢でもあるので、必死に向かっていきます」とアツく語った。

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