【競輪】脇本G1連勝 賞金1億円突破!競輪と五輪“二刀流”目指す

 「寛仁親王牌・G1」(8日、前橋)

 脇本雄太(29)=福井・94期・S1=が最終バック3番手からまくりを決めて寛仁親王牌初優勝。8月のオールスター(平)に続くG1連続Vを達成した。この優勝で賞金2890万円(副賞含む)を手にして、今年の獲得賞金は1億円を突破した。2着には脇本マークの三谷竜生。3着には単騎戦の平原康多が入った。

 圧倒的な脚力にドーム内がどよめいた。脇本がナショナルチーム仕込みのスピードを存分に発揮して優勝。番手の三谷と鮮やかな近畿ワンツーを決めた。

 「走る前から大きな声援があり、緊張しました。しっかり人気に応えることができてうれしく思います」と喜びをストレートに表した。

 レースは前受けからの組み立て。残り2周半で渡辺が押さえにくると突っ張った。打鐘前に3番手の清水がカマして先頭へ。それでも脇本は冷静に立ち回り、最終バック3番手から一気に踏み上げて豪快にまくり切った。

 「悔いのない仕掛けをしようと。バックぐらいでは自信を持って勝負できると思った。自分でも満足できる結果だと思います」

 スピードスターの道をばく進している。今年は決勝3着の日本選手権(平塚)、同2着の高松宮記念杯(岸和田)、初戴冠のオールスター(平)と、G1ファイナルで4場所連続確定板に入った。

 2020年の東京五輪でメダル獲得を目指して、今後も競輪と競技の両立を図る。ワールドカップシーズンも目前に迫り「忙しい日程が続くが、もしかしたら競輪祭(11月20~25日・小倉)にも出られるかもしれない。今後のG1、グランプリ(12月30日・静岡)でも結果が残せるように頑張りたい」。あくなき向上心でさらなる進化を目指す。

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