【秋華賞】プリモシーン手応え十分! 木村師も成長ぶりを実感
「秋華賞・G1」(14日、京都)
最後は測ったようにきれいに並んだ。古馬を撃破した関屋記念から直行で臨むプリモシーン。以前のようなコントロールの難しさはもう見られない。
10日、北村宏を背に美浦Wの向正面から、先行するレッドエレノア(4歳500万下)、アーチキング(5歳1000万下)を前に見る形でスタート。馬なりで僚馬2頭に取り付くと、直線でも楽な手応えのままきっちり併入した。
記録上は単走扱いで4F52秒2-36秒7-11秒8。鞍上は「いい状態で臨めそう。夏と比べて体幹がしっかりして、パワーアップしている」。スタンドからも見応え十分だったが、手綱の手応えも相当に良かったようだ。木村師も「春にはなかなか点数を取れなかったのが、取れるようになってきた」と独特の言い回しで成長ぶりを表現した。
もちろん、目指すは同馬主の2冠馬を撃破してのタイトル奪取だ。共同会見の場に「国枝先生からアーモンドアイのジャンパーをもらっちゃった」と笑いを持ち込んだトレーナー。悲願がかなえば、今度はプリモシーンのジャンパーに、のしをつけて国枝厩舎へ届けることになるはずだ。