ダンサール確固たる自信 名馬手掛けた今浪厩務員「500万下を走る馬ではない」
「秋華賞・G1」(14日、京都)
かつてG1・6勝馬ゴールドシップ、13年阪神JFを制したレッドリヴェールなどを手掛けた今浪隆利厩務員(60)が、抽選をくぐり抜け念願のG1初出走を果たす担当馬ダンサールへの思いを語った。
4年前の秋華賞。レッドリヴェールは2番人気に支持されたが、6着に敗退。「ゴールドシップの凱旋門賞出走でフランスにいました。そばにいたら、何か変わっていたかもしれませんね」と、懐かしそうに当時の心境を振り返る。
ダンサールは前走の500万下を、後続に5馬身差の“圧倒劇”でV。「もう少し早めに(2勝目を)勝てていれば楽だったけど、500万下を走る馬ではないし、力はあると思います」と笑顔。その表情の裏には確固たる自信ものぞかせる。
「彼女は体が大きい割には顔がかわいい。懐っこいところがリヴェールに似ている。時々カッとするところもね」と楽しそう。一番の理解者とともに抽選を突破した“ラッキーガール”が、大舞台で先輩超えを狙う。(デイリースポーツ・赤尾慶太)