【秋華賞】ラッキーライラック 北村友と逆襲 新コンビ不安なし!2歳女王いざ
「秋華賞・G1」(14日、京都)
決戦を2日後に控えた12日朝。リベンジを期すラッキーライラックは、新たなパートナー・北村友を背に、栗東CWで軽い調整を施された。
主戦・石橋脩の落馬負傷を受けての指名。初コンタクトとなったこの日、まず心掛けたのは、ライラックの気持ちに寄り添うこと。限られた時間の中で、しっかりと耳を澄ませた鞍上は「テンションが上がることも、イレ込む様子もありませんでした。楽に走ってくれていたと思います。これまでの競馬を見て、自分が抱いていたイメージ通りでした」と感想を口にする。見届けた松永幹師は「何かをつかんでくれたと思います」とうなずき、調教後の馬体重(510キロ)に関しては「背も高くなって、体はかえって締まって見えます。(プラス18キロは)成長分でしょう」と分析した。
放牧先で右トモの球節部に腫れが見られたため、前哨戦のローズSを回避。しかし、それも順調に回復した。帰厩後の調整には誤算は生じていない。担当する丸内助手は「枠順(4枠7番)もいいところでしょう。スタートが速いですし、内外を見ながら行けるはず」と穏やかな表情で与えられた枠順を受け入れた。桜花賞2着、オークス3着。無冠に終わった春の雪辱へ。燃える古都で、2歳女王が逆襲に転じる。