【競輪】村上義弘が今年初V 単騎まくりで千葉記念を初制覇
「千葉競輪開設69周年記念 滝澤正光杯 in 松戸・G3」(16日、松戸)
開催最終日に12Rで決勝戦が行われ、村上義弘(44)=京都・73期・S1=が千葉記念初優勝。単騎で3番手を確保し、最終バックからまくって今年初Vを決めた。G3優勝は2017年7月の小松島以来で通算34回目(3日制含む)。また、6RのS級ブロックセブンは牛山貴広(37)=茨城・92期・S1=が1着となった。
村上が縦横無尽の走りで今年の初優勝を果たした。「最近はいいレースができていなかったけど、声援が後押しになった。現状の力以上を出し切れた」とファンへの感謝を口にした。
決勝は単騎戦。「今場所は(稲毛)健太のおかげで勝ち上がれた。凡走だけしないように走ろう」と心掛けて臨んだ。先行した坂本ラインの3番手を確保。最終2角で神山をさばいて、まくり発進。前団を一気にのみ込んで圧勝した。
現役時代は“怪物”と称された滝澤正光・日本競輪学校校長に憧れて、村上は競輪選手を目指した。「滝澤さんはアイドル。フレームの色も滝澤さんと同じ色(水色)」。それだけに今場所の優勝は格別だ。
この優勝で賞金ランキングは4位に浮上。2年ぶり11回目のグランプリ出場は当確だ。「グランプリで結果を出せるように頑張っていく」と12、16年に続く3回目のグランプリ優勝へ気合を入れ直した。