【アルテミスS】良血シェーングランツが出世レースをV

アルテミスSを制したシェーングランツ=東京競馬場(撮影・三好信也)
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 「アルテミスS・G3」(27日、東京)

 さすが良血&武豊。オークス馬ソウルスターリングの半妹、6番人気のシェーングランツが、きっちり差し切って重賞初制覇を飾った。

 昨年Vのラッキーライラックが2歳女王に輝くなど、名牝を輩出してきた出世レース。今年は大外からライデンシャフトが逃げる展開。淡々とした流れに道中は後方の位置取り。直線では中団からビーチサンバが先に抜け出したが、これを目掛けて一完歩ごとに差を詰めて行く。そしてゴール寸前、半馬身かわすと、1分33秒7のレースレコードで決めた。上がり3Fはメンバー最速の33秒8を記録した。

 初コンビだった武豊騎手は「返し馬の段階で、すごくいい走りをしていた。ただ、出が良くなかったし、道中も自分から走る気を見せなかった。それが、直線に向いたら急に走るフォームに変わった。かなりの素質を感じるし、さすが藤沢(和)厩舎の馬は走りますね。可能性はまだまだありますよ」と絶賛した。

 2着に5番人気のビーチサンバ、3着には2番人気のエールヴォアが入った。1番人気のグレイシアは先行したものの、11着と失速した。

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