【JBCC】ケイティブレイブ本格化 走りに重厚感!福永も成長ぶりを評価

 「JBCクラシック・Jpn1」(11月4日、京都)

 主役を務めるのは、充実期を迎えたケイティブレイブだ。昨年の帝王賞、そして今年の川崎記念で統一ダートG1・2勝をマーク。ダートグレード競走8勝の実績を誇る5歳馬の進化は、とどまるところを知らない。

 特筆すべきは前走の日本テレビ盃。手応え良く2番手を進み、直線で後続を突き放した“横綱相撲”は強いの一語。以前の一本調子な面が影を潜め、走りに重厚感が出てきた。主戦を務める福永も「ああいう競馬で勝ち切ったというのは収穫」と成長ぶりを評価。経験を重ねつつ、本格化してきた。

 3つ目のG1タイトル奪取へ、調整も順調だ。1週前は栗東CWで6F87秒1-40秒1-12秒3を馬なりで計時。動きを見守った杉山師は「反応を見るだけでしたが、これだけの馬ですし、馬が理解してくれている。上積みはもちろん、手応えを感じています」と体調アップを強調する。

 4歳で挑んだ昨年は2着に惜敗。直線でサウンドトゥルーの強襲に遭い、最後の最後に力尽きた。だが、今年は違う。前走Vでつかんだ手応えを胸に、福永が意気込みを語る。「昨年はあそこ(最後の追い比べ)で伸び切れなかった。でも、いろいろな経験を経て伸び切ってくれるようになった」。本格化してきた今、久々の京都ダートも「全く心配していません」とキッパリ。昨年のリベンジを果たし、古馬の王道を堂々と突き進む。

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